【歯周病による口臭】歯医者での検査治療から予防と対策ケアまで

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歯周病による口臭

突然ですが、皆さんは「口臭」と聞いて何を思い浮かべますか?きっと餃子やペペロンチーノなどのにんにく料理やアルコール、タバコなどの嗜好品を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。

もちろんそのような嗜好品による口臭もありますが、口臭の原因はそれだけではありません。起床時や空腹時に起きる生理的な口臭や、消化器系や呼吸器系、糖尿病などの全身疾患による口臭、そのほか、実際には口臭は感じられないのに自分では「口臭がある」と思い込んでしまう心理的な口臭もあります。

しかしながら口臭の原因で一番疑うべきは「お口の中の細菌」です。口臭の約90%がお口の中の細菌が原因と言われており、歯周病が原因で引き起こされる臭いのほか、歯の表面や舌にこびり付いた細菌が主な口臭の原因と言われています。

口臭は、他人のお口の臭いには敏感なのに、自分の口臭は気づきにくい事が多く、友人やパートナーでさえ指摘しづらいナイーブな問題です。ここでは誰もが1度は気になったことがある「口臭」について、歯周病にクローズアップして考えてみましょう。

歯周病ってどんな病気

歯周病による口臭

まずは歯周病について解説していきます。歯周病とは、お口の中の細菌によって引き起こされる炎症性の病気です。歯ぐきの腫れや出血などの初期症状から始まり、やがて歯を支えている骨を溶かしていき、最終的には歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。

虫歯とは異なり、痛みや自覚症状を感じにくいため、気づいた時には「噛むと痛い」「歯がぐらぐらする」などといった重度の歯周病まで進行している場合が多いのです。日本では成人の約80%が歯周病であると言われており、私たちにとって非常に身近な病気なのです。

歯周病のメカニズムと口臭について

歯周病による口臭

お口の中には300~700種類以上の細菌が存在し、歯垢(プラーク)1mg(爪楊枝の先で歯垢をすくったくらい)の中に約10億個の細菌がいると言われています。常にしっかりと歯ミガキができていれば問題ありませんが、「歯磨きをさぼってしまった」「いつも同じ所が磨けていない」などブラッシング不足によってきちんと歯垢を取りきれずにいると、お口の中の細菌が繁殖し、歯ぐきに腫れや出血などの炎症を引き起こします。やがて炎症は歯と歯ぐきの間の溝にも波及し「歯周ポケット」を形成します。

ブラッシング不足により、歯ぐきに炎症が起こったとしても、歯周ポケットの深さが3㎜程度であれば歯磨きの改善で炎症は止まるでしょう。しかし炎症が進み歯周ポケットが4㎜以上になると要注意です。対策を取らずそのままの状態でいると、さらに歯ぐきの炎症が進み歯周病が悪化します。少しずつ歯周ポケットは深くなっていき、ポケット内に細菌が溜まり毒素を排出していきます。

お口の中は常に湿っていて温かく、細菌が繁殖しやすい環境です。また、歯周ポケットの中は空気に触れないため、空気を嫌う歯周病菌にとっては絶好の繁殖場所なのです。このように一度歯周ポケットが形成されると、歯周ポケット内で細菌が繁殖し、細菌の放出する毒素によって歯周病がますます進行していく悪循環が起こるのです。

さらに細菌は揮発性の硫黄化合物である「メチルメルカプタン」と呼ばれる悪臭を発生させます。これこそが歯周病との関連性が深い悪臭の原因です。しかもこの物質は、歯周ポケットから染み出してくる浸出液で増えるため、歯周病の進行とともに更に口臭も強くなっていきます。また、重度の歯周病になると歯周ポケットから膿が排出されることもあり、お口の中のネバツキなどの不快感と共に強烈な臭いを放ちます。これが歯周病と口臭の関連性です。もし、皆さんの周りに口臭がキツイ方がいらっしゃるとしたら、重度の歯周病かもしれません。

歯周病対策・口臭対策はセルフケアの見直しから始めよう

歯周病による口臭

では、具体的にどうすれば歯周病や口臭を防げるのでしょうか。まずは歯周病や口臭に自覚がある人も、自覚がない人も、歯周病予防&口臭予防にセルフケアを見直してみてはいかがでしょう。毎日丁寧に歯みがきをするだけでもお口の中の菌が減少し、口臭や歯ぐきの炎症を抑えることができます。また、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシ、マウスウオッシュなどのデンタルグッズを兼用することで、歯垢除去力がUPします。

そして次に、歯科医院で歯周病の検査を受けることをおススメします。どうしても歯周病や口臭対策はセルフケアだけでは限界があります。そのため、歯科医院で自分の歯周病のレベルを知り、状況に応じた適切な処置を受けることが大切です。検査の結果、歯周病が進行していた場合はこれ以上病気が進行しないよう、歯周病治療を受け、進行に歯止めをかけましょう。また、幸いにして歯周病でなかった場合にも、定期的に歯石のお掃除や歯のクリーニングなどプロの施術を受けましょう。

プロによる定期的なクリーニングは歯周病対策や口臭予防に非常に有効です。また、歯の表面がツルツルになることから歯垢がつきにくくなり、虫歯予防にも効果的です。そのほか「口臭外来」を取り入れている歯科医院もあります。口臭検査器で科学的に口臭の原因を分析し、臭いを数値化できる器械もあります。

歯周病による口臭まとめ

歯周病による口臭

歯周病と口臭の関係性についていかがでしたでしょうか。歯周病&口臭は早めの対策がポイントです。歯周病が重症化し口臭が起こる前にクリニックを受診し、歯科医師と相談してみてはいかがでしょうか。

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